ダートゥのバランスと消化力の関係について

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インド医学において、ダートゥは体を構成する7つの要素をあらわします。血漿・血液・筋肉・脂肪・骨・神経で構成されており、これらの要素は相対関係にあることから、バランスの維持が極めて重要なものとなります。例えば、血行がうまく行き届かない場合には、筋肉や脂肪にも何らかの影響が出るといった具合です。各要素には、アグニと呼ばれる体内の代謝作用が備わっており、摂取された食べ物を消化する役目があります。

正常に食物が消化されるには、3つのドーシャ(病的要素)が互いに働く必要があります。伝達に関与するヴァータは消化を司るピッタを支える役目があり、2つのドーシャが均衡を保てない場合には消化にムラができてしまいます。このムラのことをアーマと呼び、体内に毒素として滞在されることになります。そのため、完全に消化されないままカファによって同化されるため、アーマが残った状態で体内に留まる事になります。このことから、血漿をはじめとする7つの要素には、アグニの働きに深く関わることを意味します。

適切な消化の働きによって、汗や大小便に代表されるマラが体外に排出されることになります。この状態は、アグニによって消化された不純物として生成されることから、健康のバロメーターとしての役割を果たします。一方、毒素として体内に残ったものは、免疫力の低下などを引き起こす要因となるため、インド医学に則った養生を実践することが望ましいとされます。